約15分のパンチラで、男の股間は勃つことができるのか?ブレてピントが合わないカメラマンは、女体の神秘を捉えることができるのか?出来る!出来るのだ!見よ!異様なまでに執拗に寄り切られたレンズ。見よ!真空パックの如く下腹を締めつける一見厚手のパンティ。トラッドハウスほどの者が満を持してリリースする以上、たかがミニスカパンチラのごとき矮小な話ではないのだ。「トンネル効果」をご存知か、鉄の壁もすり抜ける可能性が0ではないというアレ。我々は、一見透けるはずのないパンティが透けることを「トラッド効果」と呼んでいる。そのカラクリは卓越したカメラワークにある。前後移動でピント面が内部に合い、秘部とパンティの僅かなモーメント差も加味された刹那、その光景は奇跡のように現れる。光子が布の障壁を通過しその奥に現れる存在確率は0ではないのだ。虎道と云うは透ける事と見つけたり――「やらせじみた短尺のパンチラは、割高で物足らず」「未熟なカメラマンはやはりあらぬアングルで絶景を逃した」壮絶なるトラッドの神技は「頭画レビュー」にはそのように記録されている(つづく)