スネークイキを繰り返す女子大生 よじらせ悶え続ける緊縛生活 桐谷まつり

美術モデル?として縛られるために身体を捧げ、責めを受けて陶酔から絶頂へと導かれていく女性を描く。絆ともいえる見えない衣を、縄という形に現実化し纏い、[先生]はそれを描き留める。無言で互いを求めあう、エロスが滲み出る。徹底したライティングや画創り、映画クオリティのスムーズな繋ぎからも、作品全体やモデルに対する愛情が感じられる。作品ダイジェストは告知ポスター、再生サンプル（代表シーン）が予告編とすれば、本編は2時間超でじっくり堪能できる劇場版ともいうべき大作。

女子大生が彼氏も知らない性癖を持ち、既にその肉欲を受け入れて週に1度の調教に身を震わせる。 終わればまた次の日曜を待ち焦がれながら、表向きには普通の生活を過ごすという変態的な設定が良い。 SM系の作品は女性を無理矢理動けなくするタイプのものが多い印象だが、この作品は快楽に堕ちた後を描いた珍しい作品。 女優のルックス、スタイルも良く終始ねっとりと責める様は週に1度のささやかな楽しみを精一杯満喫しているようで、総じて良かった。