同社の３５才の喪失とストーリが似ていて、男優、使ってる歌舞伎町のラブホも一緒のようだけど、主人公が若く、可愛くて初々しい点が好感がもてた。男優との掛け合いの面白さは、３５才の作品ほどではないけど、若さ、スタイル、ルックスがすべてプラス要因になっている。出血のリアルさ、今度の処女を相手にも喪失後に感じさらせる男優のテクニックもさすが！と思わせられた。また不特定多数に見られるこの処女喪失番組に応募した涼子ちゃんの勇気にも脱帽！

刺激的なタイトルの割には、お兄ちゃんを思う妹のけなげさ、一途さ、お兄ちゃんの常識的な言動・・・それでも最後男としてぎりぎりまで妹の気持ちに応え、本能の赴くままにふるまう人間らしさ、それでいて、ぎりぎりの所で最後の一線までは守ろうする兄妹の日本人の感性にあった結末・・・人間ドラマとして見られるいい作品でした。 パラダイスTVは、35歳喪失を描いた別作といい、単なるエロビデオに留まらない人の心を描いたヒューマンドラマが多く、とても好感が持てます。

男優ふけ過ぎで、会話もワンパターンで震える相手に初めてする行為への感想を求めたり、無意味な「大丈夫」を繰り返していた。「３５歳の喪失」と比べて、男女間にいい映画を一緒に作ろうというような阿吽の呼吸や擬似恋愛みたいなものが感じられなかった。それでも、あくまでも震える素人の初体験を見たいという人にはいいかもしれないけ、ストーリ性などを求める人には物足ず、相手もオヤジで女の子に可哀想な喪失記録になってしまっている面もある。一度みれば、再度見たいとは思えなかった。

５人ともそれなりにウブぽい雰囲気出ていた。３番の子恥ずかしさから、なんだろうけど、ちょっと行為の間中笑い放しで若干興ざめ。でも５人の中で一番かわいくてバージンらしい演技が十分カバーしてたかも。痛がって、出血していたけど、この子本当の処女？ でも、ストーリーとはいえ、スカウトマンが東京の子はこうだとか、とか、先に大人になった従妹に負けられないよねと、けし掛けていたのは、常套手段かもしれないけど、騙しで、悪質な印象。

日本女性の淑やかさを残しながらこういう形で処女に卒業すると決めた彼女の勇気、それを心と体の両面からしっかり支えた男優の男気・・・ＡＶでなくても、最近の日本人の中に失われつつあるもの見た気がした。映像的にも、顔を赤らめながらの初めてのフェラ、処女膜が破られる時の音声とそれの痛みを必死に耐えている彼女のけなげさ。喪失後痛みから快感に変わる女としての芽生えの瞬間。どれを捉えてもランキングの上位を飾るにふさわしい作品だった。フィクションや過激なＡＶが多い中、久しぶりに見終わった後まで爽やかな印象に残る作品だった。２人共、一日の仲で終わらずに付き合えたらいいのに、そんな気にもさせられた。