「日本軍を破れ!」「グアム奪還」の二本立てです。米軍のプロパガンダ映画なので日本軍は悪として描写されてます。「日本軍を破れ!」は戦争末期のフィリピン戦が詳細。緒戦のバターン半島からニューギニアまでと、厚木上陸からミズーリー号調印は駆け足での解説。「グアム奪還」は日本軍占領時から2年半に渡って逃亡していた通信兵の劇的な救出と後半のチャモロ人の○待の様子を挟んで戦闘の記録。米領土を奪還した米国の高揚感が伝わる映画です。
戦時中のプロパガンダ映画なので、悪意に満ちた描写もありますが、神道や天皇の解説はまともで、秀吉から明治時代の解説は漫画で分かり易い。「八紘一宇」や「田中上奏文」はちゃんとした知識を得た上で鑑賞する必要があります。あまり見る機会の無い戦前の庶民の暮らしの映像は貴重だと思います。