愛如月レナはもともとが自分のマゾヒズムを持て余してAVデビューしたほどの真性M女ですが、驚いたのは彼女の演技力で、終始役柄になりきって夫のために絶対従属の境遇に堕ちる人妻を演じています。SMビデオとしての責めはどれも本格的で、その責めに対する彼女の反応にも素晴らしいものがあり、じっくり鑑賞するに足る一本です。もっとM女優として大躍進すると思っていましたが、寡作で業界を離れてしまったようです。やはりM女優というよりも実生活でのマゾプレイに耽溺する女性だったのかなと思います。

本田瞳は確かにかわいいM女ではあるし、本作品もSMビデオの一通りの責めを網羅しているけれども、彼女のM性は真のマゾヒズムというよりは、溢れる性欲の延長線上のセックスのバリエーションにすぎない感じを受けてしまう。ちょっとあっけらかんとし過ぎていて責められて燃え上がっていく情念に欠ける。別にそれでも全然いいのだけれど、そうした彼女の個性をうまく処理しきれていない感があって、期待したほどには楽しめなかった。SMビデオとしては☆３つ、アダルトビデオ全体のなかでは☆４つといった評価です。

中里美穂の営業用のマゾヒズムとは異なる、真のマゾヒズムが滲み出る作品です。 ＳＭプレイはオーソドックスなものですが、彼女の反応のエロさがこの作品を素晴らしいものにしています。 あっけらかんとしたドＭアピールとは異なる隠しても隠し通せずに滲み出てしまうマゾヒズムに 大興奮を感じます。

瀬名未来は長身・ゴージャスな完璧ボディの持ち主でイケイケな高慢オンナとしても世間を渡っていけるルックスなのに、実際には押しに弱くてすぐに男に従属しちゃうメンタリティの持ち主。実年齢の割に熟女感が漂っており本作の兄嫁の立場に彼女の個性がピッタリ合っています。マセガキどもの責め方も十分なレベルに達していて、ずぅーっと３Ｐで○され続けてる未来も盛大にイキまくっています。瀬名未来ファンなら☆５つつけられる内容です。

夫婦出演モノ。素人っぽさがリアルなので本当の夫婦なのかもしれません。1組目と3組目の奥さんはマゾ願望があって、出演。1組目の奥さんは目隠しと緊○、お尻とオッパイを叩かれ、乳首にクリップを填められ豪快に良がってしまいます。もっと虐めればもっと乱れたでしょうにアホ監督がノーマルセックスに誘導してしまいます。2組目の夫婦はアナル初挿入。3組目の奥さんはスポーツインストラクターの五十路妻でせっかくマゾなのに緊○ＮＴＲセックスのみでちっとも虐めずマゾの無駄遣い。4組目は年の差夫婦の欲求不満妻。不満は残るけど素人のリアルさに興奮しました。

森ほたるがいい味出してます。緒方泰子、森ほたる、橘メアリーの3人の超ドすけべトリオが温泉旅館でスペシャルサービスをしてくれるのですが、女将の森ほたるのおっぱいの美しさにはほれぼれします。3人ともとにかく男性に飢えていて接待したくて堪らないのですが、森ほたるが女将としての特権を活かして、緒方・橘には手出しさせずに男性のペニスを味わい尽くします。そんな女将の淫乱な個性が何とも愛らしい作品です。トウの立った50過ぎの緒方泰子もいい味だしてますし、バタくさい橘メアリーの配役も悪くありません。セックス接待温泉宿ものの作品は数多くありますが、やはり女将は熟女でないといけません、良い作品です。

年上のＯＬ彩音（香椎佳穂）と年下の童貞カレシ裕典（千歳小梅）のとってもリアルな初体験物語。ハンサムな千歳小梅が積極的な彼女のリードで童貞を奪われてしまう様子がじれったいほど丹念に描かれていて切ないやら興奮するやら。香椎佳穂の体のキレイさも見事だけど、とにかく普段の淫乱系のいかにもなＡＶよりよっぽど魅力的に見えますから監督に拍手を送りたいです。こういう普通でリアルでキレイなセックスのビデオも悪くないですよね、１時間ちょっとは短すぎて、もう６０分足して、後日裕典が彩音をイカセまくるセックスシーンも見たかったけど。

「女は若くなきゃダメ！」という人でなければ、本作は絶対のお勧め作です。何より主演の大浜レイと助演の山口椿の美しさとキャスティングの上手さが抜群でどのシーンも本当に興奮できます。しっかりと山口椿のＭシーンもあれば、レイと椿のレズＳＭシーンもあり、レイが美貌を鼻フックで歪められるシーンや、王道のロウソク・浣腸排泄・鞭の責めシーンもあり、視聴者として「欲しい」と思う要素がしっかり詰め込まれている（そしてそのレベルがどれも非常に高い）、名作といっていい作品です。監督は川村慎一、さすがの作り手です。続編が欲しい！（しみじみ）

中尾芽衣子はちょっと男顔なのだけど、同時に何とも言えない色っぽさがあって、しかも確かにマゾヒズムを感じさせる女優さんとして非常にそそられます。美人すぎることもなく、作り物めいた大げさな芝居や反応を示すこともない点が、本作の「Ｍっ気をもてあました人妻が出会いを求めてＳＭバーに遊びに行き、出会ったサディストにしっかりと調○されてしまう」というストーリーにリアリズムを与えています。ＳＭプレイの内容自体はもの足りないレベルで、女優さんを活かしているとはいえないレベルですが、中尾芽衣子の陶○の深さに結構興奮させられました。

川崎紀里恵に気の強い女を演じさせるのはミスマッチと思いますが、まぁ女社長の屈○的な淪落ものとしてはしっかりと作られており、ドラマパートやカメラワークがＳＭプレイの興奮を阻害していることもない、老舗のしっかりとした作品として合格水準です。後半のロウソク・浣腸排泄・鞭打ちも特筆すべき内容ではありませんが、十分な質とボリュームが確保されており、ＳＭマニアにとっても満足できる作品として☆４つの評価をいたします。