シリーズ通してのわかりやすい解説は相変わらずです。必要以上の苦痛を与えないための工夫などもあり、安全性に配慮した吊りの技術の紹介になっています。また、吊り方を紹介した本やビデオは多数ありますが、このビデオでは安全な下ろし方も紹介しています。安全に下すまでが吊りなので当たり前といえば当たり前のことですが、実践する場合こういった配慮はありがたいです。
単なる縛り方の紹介だけではなく、縛った形をより美しく見せる点も考慮されており、実践的な内容となっています。余った縄の処理方法は雑誌などでは誌面の関係上省略されてしまうことが多いように感じますが、丁寧に解説されていて参考になりました。 内容もわかりやすく一歩一歩ステップアップしており特に引っかかるところはありませんでした。
紹介されている縛り方は片手首縛り、両手首縛り、手錠縛り、連行手錠縛り、後ろ手縛り、襷(たすき)縛り、後頭後ろ手縛り、股縄縛りの8種類。いずれも十分に時間を取って丁寧に解説されています。入門者の方はもちろんある程度の経験がある方にも基礎を固める意味でお勧めです。