これで「デカ尻」と謳うのはあまりに失礼でさぁ。どこ方面のどちら側から失礼なのかは意見が分かれるくらいにはね。それに、これじゃスカートがあまりにも透け過ぎやしませんかね?いや、この作品を腐そうだなんて、とんでもない。ただ細かいところが気になってしょうがないんですよ、そういう性分で。それでこの間もカミさんに大目玉もらっちまって、まあそんなことよりもうひとつだけ気になる事がありましてね。この女優の演技なんですがね、いや、まぁ、これは忘れてください。あたしの勘違いかもしれません。
おふざけはさておき、本作の魅力を端的に言えば2点ある。まず、男にとって怖くない女代表の水卜麻衣奈である点、顔立ち、表情、どれをとってもまるで菩薩のような慈愛にあふれていると言っても過言ではない。二点目はYMO・・・じゃなかったYMPである。そう違いの分かる男には分かる「イエロー・マジック・パンティスケルツォ」。バックからのメジャーが十分に楽しめる、残念ながら正面切ってのマイナーは直されるが、これはそれだけ「透けている」ことの証左でもあろう。
これを素人というのかプロというのかもはや判別がつかないが、風俗という以上プロなのだろうが、AVという面では素人というのが正解か。とはいえ実は撮られ慣れているのか、本当にカメラに気づいていないのか、これも判別し難いが、どちらにせよ出演者が一切カメラを意識しないのは◎である。アナル舐めというムーブについては、正直特筆すべき内容ではないが、この作品のキモはそこではないだろう。AVという商業的に作られた見せものの世界ではなく、現実のその辺にいるかもしれない娘が、お金の為とは言え、あんなことやこんなことまでしてくれる、ってのがイイのであって、その点はギリ及第点。なぜギリかと言うと、アングルがあまりにもピッタリ決まり過ぎていて窃視感が薄いのである。もうひとつ残念なのはアナル舐めでイかされるわけではないという点。ただ、ここは、作中でも「結構難しい」と嬢の言及があるように逆にリアリティがあるとも言える。色々書いたが、満面の笑みで楽し気に男をソフトに責め立てる様は痛快であるし、男の反応もこれまたリアルで良い。
「【フェラ抜き個人撮影】Mちゃん(25)」においては、フェラ以外の部分にあまり焦点が当たらず不完全燃焼気味であったが、本作では、尻や下着が映るカットにも多少尺が割かれており、これにはニッコリ。でもこちらはアナル舐めがなく、両作合わせて見るが吉である。
積極的にコミュニケーションを取ってくるタイプで、にやけた、ふざけた、挑発的な、そして時には惚けた視線をこれでもかと投げつけてくる。正直に言うと、個人的にはタイプの顔立ちではない。それなのになぜかマイリストから消せないし、ことあるごとにサンプル動画を見てしまう。これはつまり、それだけ惹きつける何かがあるってことだろう。その「魅力」の本質はありったけの「笑顔」に他ならない。この事実を鑑みるに、ヒトは他者との無理解や拒絶を恐れるものだが、「笑顔」には、全て受け入れられ、許されている、「仲良し」と相手に思わせる強力な力がある。要するに相手に「安心」を与えるのである。しかも笑顔に元手はいらない。全ての人類が笑顔でありますように。
ひょっとこフェラも良いし、アップで迫るねっとりアナル舐めも絶品である。下着のチョイスも悪くないのに、腰回りが同時に映るカットがほとんどないのは惜しい。俯瞰のアングルとかあってもいいと思うのだけど。パターン化した方が効率が良いのは分かっちゃいるけどさ。
この手の映像は画作りが単調になることは避けられない。となれば重要なのはその背景になってくる。つまり、フェラやアナル舐めの最中の女体下半身の扱いだ。就中、下着のチョイスとフレーミングがポイントになってくるだろう。黒の紐Tバックは及第点、斜めからのフレーミングもアリで、悪くはないが、アナル舐めアップ時に尻が見切れてしまうのはもったいない。
流石に一級のタレントはモノが違う。素人が持つレベルのテクやら表情やらその辺の「らしさ」をしっかり演技に落とし込んでいる。フェラに限らないが、一物への刺激の肝は、スピードでも変化でもなく、「一定の時間持続」であることもしっかり分かっているように思える。これで腰上パンチラがあれば最高だったろうに。
「Oバック好き」という重箱どころかマッチ箱の隅をつつくような、いるのかいないのかも定かでないようなターゲットに対し、ピンポイントで撃ってくる、それはまるで超偏食の難攻ストラクチャ居着シーバスに一投目で最適解をキャストするかの如し。つまり、居れば必ず食ってくるということ。同士よ、買え!買えよ、同士!我々はこれを欲していたのだ!
盗○感のある物陰からのショットや距離感から始まるが、結局は寄り切ってしまうため、せっかくのリアリティが台無しである。かといって、前かがみになる等の不自然なサービスショットがあるわけでもなく、どっちつかずで中途半端な悶々とした2時間を過ごす羽目になるだろう。腰上パンチラ特化ものは、そもそもの数が少なく貴重であるからプレミアを加味しても星3といったところか。