マニアと言っても猟奇マニアではなく、マリアマニア向けと言っていいだろう。猟奇ＡＶと名打っているものの、猟奇というにはあっさりしすぎている。大学生になって前歯を矯正した若月まりあが、卒業してアナウンサーになりましたという流れなのかもしれないが、前歯の魅力が減じているだけに今ひとつ。全ての若月作品をコレクトしなければ気がすまないと言うマニア以外は手を出さないのが無難だろう。

思っていたレースクイーンと違いますやん。おもわず関西弁になってしまうくらい、なんともいえない違和感がある。身長の縦横比のせいなのか、マッタリとしてそれでいてしつこくもない顔立ちのせいなのかは分からないのだが。いっそのこと顔出しなしの方が興奮できたのかもしれない。衣装もアナルの使いっぷりも悪くはないだけに惜しいが、多分に好みの問題もあるだろうから評価はアテにしないでよいだろう。

ビデボなのか、ネカフェなのか、漫喫なのか、そこに差異はないようでいて微細なディティールの違いがあって、ピーターズマニアはそれを容易に嗅ぎ分けると言う。ともあれ本作は「我を忘れて絶叫でイキまくるビデオBOX○撮オナニー」シリーズの後半の総集編である。入退室や脱ぎ着の一見間延びするシーンはことごとくカットしてあり、オナニー状態を満喫できる編集となっている。ただマニアは、行為後の着衣仕草にこそ「もののあわれ」を見出す向きもありそう簡単ではない。初心者の入門用には良いだろう。

わかる御仁にはわかることだが、本作はS.P.Cの「あ～やらしい」「スペルマ妖精」「ごっくん伝説！」等からの再編集版である。サンプルからはコンビニパンチラや階段などの普段着シーンへの特化かと思われたので買ってみたが、泡入浴や縄拘束のシーン等もあり、単にSEXシーンをカットして乱暴に繋いだだけのように思える。おざなりにも程があろう。特に酷いのは、静止画にカメラズームで動きをつけたカットがいくつも入っており、挙句の果てに、「この続きはホニャララ（作品名）でお楽しみ下さい」なんてテロップが入ったりすることだ。なるほど、1,000円も出して別作品のサンプルチラシを買わされたってことか。猛省の必要があるようだ。

好物の透けパンティであることは、サンプルでパンティの中に入れている指がハッキリ確認できることから勝利は確定的であった。ところが、その手を外した先には、前貼りがあって頓死。他にも前貼りがチラ見えしているものがあるが、全てと言うわけでもないのが救い。パンティ内の局部にサイリウムを入れているものは、そのエロス的効果には疑問が残るが、手法としては興味深い。とまれこうまれ、エロいダンス物を鑑賞するつもりが、上手いサンプルに踊らされていたのはコッチだったという話。

サンプルにいかにも透けそうな衣装があったもので購入してみたが、透けるどころか、むしろ透けても前貼りで、しかもその前貼りに対して特大のお直しが入るという、二週半くらい回ってダメな所へ着地している感がある。とくに前半は酷い。ずっと画面一面に蠢くキューブを見ていると、虚無感が高まり悟りをも啓けそうな勢いである。福永あやと大越はるか（クレジットはないが・・・）に免じて星２としておくが、覚悟して挑むべし。

パンティの上にパンティを履くなんてことはあってはならない、ましてや、上に履くパンティがオープンパンティならなおさらだ。とはいえ、サンプルで薄々気付いてはいた。問題はどれほど薄いのか、透けるのかってことになる。結論から言えば「透けない布はタダの布だ」。

いかにも透けそうな黄緑色のパンティサンプルに惹かれて購入。結論から言えば、アップは直されるが、ミドルやロングに直しは入らない。とは言え、件のパンティシーンは１つだけであるし、電マで隠されてしまう時間帯が長いため、そこまで堪能できるってものでもない。HD版があればまた違ったのかもしれないが・・・

例によって、名前が分からず探し続けているＡＶ女優「我を忘れて絶叫でイキまくるビデオBOX○撮オナニー」でアナニーを見せてくれる切れ長一重娘の候補である。例の如く、似てると言えば似ているし、違うと言えば違うし、確信は得られない。目的が目的なだけに内容は二の次になってしまうが、引き当てるまで続くのだろうなぁ。

一見パッとしなさそうに見えるのに、なぜか何度もサンプルを見てしまう作品がある。本作もその一つ。美脚が売り文句の作品だが、もしこれが全裸のみの作品だったら成立してはいないだろう。サンプルを這う視線も、脚ではなく、フレアミニスカートの股間に吸い寄せられるように集中してしまうからだ。結局のところ、フレアミニスカとＴバック、だらしなく大胆に開かれた脚、のコンボが相乗効果を生み出しつつ突き刺さってくる。挿入シーンでもスカートを脱がない辺り、監督もその心得があるようだ。