鑑賞者の求めるモノを理解している良作である。結合ではなく尻を見たいのだから、修正はできるだけ避けたい。となると、下着、それもTバックメインとなるのは必然。しかし、本作は、Tバック尻を振っていればいいなんて安易に済ませていない。着衣尻からじっくり鑑賞でき、半ば焦らすかのように楽しめるようになっているのだ。それでいて、お待ちかねのTバック姿になってからは簡単には脱がない。よくある「パッケージのパンティ姿が数秒しかなかった」なんて詐欺紛いの作品に対し、真っ向から異議を申し立てる快作と言えよう。
なにをおいても長尺アナル舐めである。実に1シーン7分10秒ものアナル舐めを堪能できる。もちろん女優が男優のアナルを舐めるのである。これほどの長尺はなかなかお目にかかれない。他にも、ナース姿の食い込ませパンティも評価できる。他作に比べるといくぶん汁成分少な目と感じるが、それを補って余りある見所ある名作である。
顔もスタイルも良いが、男優が小さく見える程の長身が持ち味。その身体で終始快感に抗う姿が好ましい。我慢しながらも徐々に高まっていく快感の波は、やがてゆがめた表情の潮吹きに到る。隠語や絶頂の派手さはないが、抑制の効いた喘ぎが逆にリアリティを醸し出している。同シリーズ中でも隠れた名作と言えるだろう。
まず、出演女優について述べなくてはならない。寡聞にして知らなかった柚月あい、その顔立ちは上戸彩と大島優子と前田敦子を足したかのような美形で、抜群のスタイルの持ち主である。そんな彼女が、アナルガチ舐めの体当たり演技で挑む本作を傑作と呼ばずしてどうする。「天然成分由来シリーズ」は総じてレベルが高いが、その中にあって頭一つ出ているように思う。実に3シーンでアナル舐めが見られる(最後の3Pシーンはナシ)ところから本気度が伝わってくる。カメラワークが秀逸で、修正がかからないアングルでアナルガチ舐めをしっかり捉えている。これほどの演技が可能な柚月あいの単体作品は本作含めて数作しかない、いくら美形でも突出した個性がなければ埋もれて消えてしまうということだろうか。
2009年の作であるから、なにか透けるようなものがあるかと期待したが、修正のブロックは大きく、全くの期待外れであった。演技は台詞の棒読みが非常に残念。フェラはおろかキスも皆無と言う割り切った構成は評価できるだけに、もっと細かな部分までこだわって欲しかった。容姿の雰囲気やスタイルも良いだけにもったいない。
まず、このシリーズはクオリティが安定していて安心して見ていられる。キープコンセプトの徹底が素晴らしい。そうなると作品ごとの特色を出すのに工夫が要るのだろう、本作は尻に焦点を当て、女優もいわゆる尻が売りの女優を揃えている。ただ、単に出演女優のステータス頼みでは、名作「背面性交クリニック」や「性欲処理専門 セックス外来医院9」に並ぶことはできないだろう。なにかもう一つ突き抜けた何かがほしいのだ。
家畜人ヤプーや駕籠真太郎を彷彿とさせるブッ飛んだ世界観を、上手く真面目に人間自動販売機の紹介というテーマに落とし込んでいる。人間テーブルや人間シャンデリアが出てくるカットや、牛の給餌のカットが入るなど、非常に丁寧にリアリティを追及しているのが好感が持てる。悪びれる様子や気恥ずかしさも全く感じさせない硬派なドラマ作りは、「性交クリニックシリーズ」と通じるものがあるだろう。ただし、向こうは抜けるが、こちらは実用性の面では疑問が残る。マニア向けと言えばそれまでだが、この唯一無二の世界観はAVの海の底で鈍い光を放っている。そのストイックさに敬意を表してひとつオマケの星4。
白上部透けパン(屋外)、ピンクフルバックずらし(屋外)、白Tフロント(屋外)、制服ノーパン(屋外)、しゃがみ胸見せ柄Tバックずらし放尿の5名。前半二人は僅かではあるが、前期トラッドを彷彿させるトリックがある、「前期のように繊細だね、特にこの下着は」「行為に値するよ」「透けってことさ」。しかしそれもそのはず、携帯を見れば過去の蔵出しということが分かる。ところが、さらなる衝撃が待っていた。かねてから放尿不要論を唱えつつも、頭の片隅では、「流れ出る水流にはどこかしらに反射像があるはずだから、将来的に超高解像度で流体表面像を解析してリバースエンジニアリング的に結像させれば、幸せになれるかも。なーんてねフフフ」と禄でもない妄想をしていたのだった。そして5人目、「やってくれたのう」尿滴による新トリックである。それもなんとレンズ表面についた尿滴の逆さ像。これが意図したものであることはカメラの動きを見ていれば分かる、なんという凄まじい執念。天晴れ!(つづく)
ピンクフルバックずらし(セット)、ノーパン四つん這い(セット)の2名。見どころの多い良作である。一人目は靴の反射が良く当然シューズリフだが、色がアイボリーなだけに反射像のコントラストに欠ける。しかしちゃんとフロアリフも用意されていて安定感がある。さらに注目は二人目。四つん這いは、位置は予測し易いが、距離の関係で反射像が得られ難いという指摘をしてきたが、四つん這いからほぼ正座に近い形に尻を落とすことで、距離の問題を克服している。フロアリフの注意点として、鏡像はカメラアングルによってその位置が大きく変わるということがある。らしい形が見えても位置が全く違う場合は、背景の鏡像や床の目地だったりする。靴の裏の像を基準にすると辿りやすいだろう。目当ての像は、画面下ギリギリに、結像ギリギリのコントラストで出現することがほとんど。もちろんガンマ補正やコマ送りは必須。そこまでして見るモノ?そう言われればそうだが、隠されたものだからこそ見たくなる、その困難が大きければ発見の喜びも一入なのであった(つづく)
「天然成分由来シリーズ」初体験。これは良いモノだ。ねっとりとコクのある絡みはいわずもがな、なによりガチンコのアナル舐めが素晴らしい。上手いアングルによっては修正が入らず最高の体験を味わうことができる。同シリーズの作品も同様ならばぜひとも全部見たくなる。出来るものなら、アナル舐めシーンだけとりだしてVRで見てみたい。出演は「谷田部和沙」でこちらも初めてだったが、僅かにふっくらした「香苗レノン」と言えばよいだろうか。香苗レノンが「EXTRA SLINKY」だとすれば、谷田部和沙は「SUPER SLINKY」といった感じ。クセはあるが愛くるしい顔立ちは“刺さる”同士も少なくないだろう。このシリーズ、好みの顔を見たら「買い」でいこうと思う、もちろん総集ではなく単体を、だ。